横浜冷凍（ヨコレイ）は10月26日、福岡・福岡市東区の旧箱崎物流センター跡地に、「箱崎物流センター」（仮称）を新設すると発表した。

同社は九州地区全体で、15か所・23万7000トンの冷蔵倉庫（ソーティングスポット含む）を展開。新センターは昨年竣工した複合型マルチ物流の福岡ISLAND CITY物流センターと福岡物流センターのほぼ中間、数キロの距離に位置する。

5階建て、延床面積は1万160m2。高効率自然冷媒冷凍機（NH3－CO2）を用いた貨物に優しい自然対流冷却方式（Sittory）を採用したほか、電動式移動ラックは「カーゴナビゲーションシステム」と連動させ、フォークリフトによる庫内入出庫作業を円滑にし、作業時間の短縮化を図る。

その他、人やフォークリフトに反応し、自動的に点灯・消灯する高天井人感センサー照明設備も導入する。屋上太陽光発電設備、リチウムイオン蓄電池などにより、消費電力大幅削減と、災害時のBCP対策も充実、「人」「もの」「地球」にやさしい冷蔵倉庫とする計画だ。竣工予定は2024年3月。