ヤマト運輸は17日、フリマアプリやネットオークションで取引成立した商品を対象に、店舗で発送するサービスを開始した。商業施設などから「メルカリ」、「ヤフオク！」、「Paypayフリマ」の個人間発送が対象。同日、有楽町マルイ（東京・千代田区）において、商品を発送するデモンストレーションが公開された。

ＥＣの伸展から高まるニーズの受け取り利便性支援策として、ヤマト運輸は20年11月に英Doddle社の「Click＆Collectシステム」を導入。ユーザーの生活動線上にあるマ計600店舗でサービスを開始した。

今回の取り組みは、フリマなどのCtoC市場をターゲットとしたものだ。Doddleのシステムを用いて、個人間での荷物発送の利便性向上を図る。従来から持ち込み発送が可能なヤマト運輸直営店、コンビニエンスストア、PUDOステーションに加え、今回マルイ、モディ、デリシアの計70店舗でサービスを開始。23年１月以降にはツルハドラッグの店舗でも取り扱いを開始する計画。

ヤマト運輸では対象店舗を拡大させ、23年中に発送可能店舗を約2000店まで拡大する計画。