日本GLPは1月30日、千葉・千葉市で「GLP千葉北」の起工式を開いたと発表した。GLPの主要テナントの澁澤倉庫が専用施設として一棟全体を利用し、竣工予定は2024年2月。

新施設は「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律」（物効法）に採択。運用を優先した車両動線を採用し、3階建て、延床面積約2万4000m2の規模で、CO2の排出に配慮する物流施設を目指す。

澁澤倉庫は、飲料物流の拠点としての立地優位性、高低差のある敷地・環境を活かす造成計画などを評価、今回入居を決定した。

国道16号線まで約100m、東関東自動車道・千葉北ICまで約1kmに位置。高い交通アクセスのほか、周辺には住宅地を擁し、雇用確保の面でも優位性がある。

施設内には低床バース、大型のフォークリフト作業に最適な柱スパンを採用した。床荷重は1、3階は2t／m2とし、飲料の保管に適した設計。また、2パレット積載に対応した垂直搬送機を導入や、2階一部には無人フォークリフトの運用が可能な仕様とする計画。