三井不動産は3月31日、神奈川・平塚市大神に「MFLP 平塚Ⅲ」を竣工したと発表した。PC関連ECサイトのドスパラを運営するサードウェーブが1棟で入居する。

平塚エリアは予定されている新東名高速道路の全面開通により、物流拠点の開設ニーズが高まりを見せている。同社は今回、平塚市ツインシティ大神地区土地区画整理事業施工地内「MFLP 平塚Ⅱ」(2019年10月竣工)に続いて開発。新東名高速道路厚木南ICから約1.4km、東名高速道路厚木ICには約3kmと、首都圏、中京圏、近畿圏を結ぶ広域配送にも対応する。

4階建て、延床面積は約2万6690m2。１階北面にトラックバースを設け、倉庫１階の天井高は6.5m（他階階高5.5m）とし、45ftコンテナ車両とともに10tトラックは1スパンに3台の接車を可能とした。2階は緑を取り入れ漆喰風左官仕上げの温もり感のあるラウンジスペースを設け、敷地内の緑地帯でテナント従業員へ休憩時間等にリフレッシュができる癒しの空間を提供する。

屋上に太陽光発電パネルを設置、再エネ電力を共用部に加えて一部専有部にも供給、「Nearly ZEB 認証」を取得した。専有部では、入居テナントの要望に応じて柔軟に利用可能な「グリーン電力提供サービス」を提供し、顧客の RE100やESGの課題解決、SDGsの推進をサポートする。

また、サードウェーブのノウハウを生かし、賃借・入居するEC運営会社には出荷代行業務、ECサイトを利用するエンドユーザーからの問合せ等などを担うメンバーが常駐する。