日本貨物鉄道（JR貨物）は3月31日、同社東北支社が郡山貨物ターミナル駅（福島・郡山市）内に「積替ステーション」を開設すると発表した。稼働開始は4月3日の予定。

積替ステーションは、貨物駅構内または近隣に位置する貨物上屋・倉庫。トラックと鉄道コンテナの間で貨物の積替えを行い、場所及びコンテナ移送等の付帯サービスを提供する。これにより、鉄道コンテナ利用への敷居が低くなった。

従来はユーザーが鉄道コンテナに貨物を積載、鉄道コンテナ専用トラックで貨物駅まで持ち込む必要があったが、積替ステーションにより自社トラックでターミナル駅まで持ち込むことが可能となった。

特に長距離運行の運送事業者には有効だ。一部区間を貨物鉄道輸送へのモーダルシフトが実現し、トラックドライバーの長時間労働の緩和、働き方改革の推進につながる。また、トラックの積載率に合わせ、コンテナ利用個数を柔軟に選択可能ろしており、積替え作業用には小型フォークリフト(1.5t)を用意した。