大和ハウス工業は9日、北海道北広島市の北広島市輪厚（わっつ）工業団地内において、「DPL札幌南IV」を着工した。竣工予定は2024年5月31日。

道内において同社は、マルチテナント型「DPL札幌東雁来」、「DPL札幌レールゲート」のほか、BTS型施設なども併せて10棟、総延床面積約30万m2の開発を手掛けてきた。

2015年に北広島市輪厚工業団地内の約20万m2を物流タウン「D-Project Industry 札幌南」開発用地して取得。「DPL札幌南I」、「DPL札幌南II」、「DPL札幌南III」（8月竣工予定）の開発を進め、今回4棟目となる「DPL札幌南IV」を着工した。

開発地は道央自動車道・輪厚スマートIC、北広島スマートICに近接し、札幌市街地から約22kmに位置、降雪時でも市街地へ安定した配送が可能な距離にある。道央自動車道を利用することで新千歳空港や苫小牧港、小樽港へのアクセスも容易で、広域輸送拠点としても優れる。

新施設は平屋建てで延床面積は2万160m2、2テナントが入居可能なマルチテナント型だ。両面トラックバースを採用し、2.5tフォークリフトにも対応した設計とした。雪の吹き込み対策として、トラックバース前方にシャッターを設置するなど、地域特性にも考慮した。