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カインズ▼最大規模「桑名流通センター」稼働 

2024年03月15日

カインズは11日、三重・桑名市で同社最大規模の物流拠点「カインズ 桑名流通センター」が同日から本格稼働を開始したと発表した。

伊藤忠都市開発と伊藤忠商事が共同開発した物流施設「アイミッションズパーク桑名」(4階建て、延床面積約9万5700m2)を全棟利用する。同社の物流拠点では敷地・建物ともに最大規模。1階には納入された商品を仕分けて配送を行うTC(Transfer Center、通過型センター)、2階は在庫を保管し受注に応じて出荷するDC(Distribution Center、保管型センター)の両機能を併せ持ち、各設備を連携させたシームレスな自動化の環境を整えた。

新センターは東名阪自動車道・桑名ICから7.5km、桑名東ICから7kmに位置。広域配送のほか、名古屋中心部への配送拠点として利便性の高い環境に立地した。

新センターは、西日本エリアのマザーセンターとして、海外から輸入した商品の受け入れや配送を担う。同社は輸商品を太田流通センター(群馬県)に集約後、全国のTCならびに店舗へと輸送していたが、今後は西日本向けの商品配送を新センターから直送するネットワークを構築。幹線輸送便数削減と店舗物流サービスの効率化を図る。

パレットの一部には、OBP(オーシャン・バウンド・プラスチック)と呼ばれる海に流れ出る可能性のあるプラスチックごみを回収・リサイクルした素材を採用する。