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商船三井▼サムスン重工と共同で超大型コンテナ船のLNG化改造の基本承認取得 

2017年04月19日

商船三井と韓国のサムスン重工業は共同で、ドイツに本部を置く第三者認証機関・DNVGL社からLNG燃料対応設計の基本承認を取得したと発表した。対象となるのは現在建造中の20,000TEU型コンテナ船4隻。

4隻はサムスン重工業と2015年に造船契約を締結したもので、将来のLNG燃料化を想定した設計となっている。国際海事機関(IMO)による船舶の排気ガス規制をはじめとして規制強化が進むなか、両社ではCO2やNOX、SOXの排出量を大幅に削減できるLNGを次世代クリーン燃料の一つとして検討を進めている。

4隻の設計には、超大型コンテナ船に適したLNG燃料タンクの配置、超大型コンテナ船用の大出力エンジンに対応したLNG燃料供給システム、LNGと重油の両方を使用可能なエンジン機器類、LNG漏洩対策などが盛り込まれている。第1船の「MOL TRIUMPH」は2017年3月27日に竣工しており、将来、LNG燃料供給体制が整えばLNG燃料船として改造して運航することができる。