日通▼新造RORO船「ひまわり8」就航 
2017年09月03日日本通運は9月1日、東京・北海道航路で運航中の「ひまわり1」の代替船として、4日から就航を開始する「ひまわり8」の東京・江東区の船着き場で見学会を開いた。
3月30日に進水式を執り行ったひまわり8は、全長199.9m、全幅27m、深さ23.27m、満載喫水6.85m。船首・船尾にはランプウェイを装備。
トレーラー等を積載可能なRORO船のため、「日通の環境戦略の一環となるモーダルシフトの受け皿になる」(事業統括部 牧野繁徳部長)として、積載量を大幅に増加した。12フィートコンテナは従来の410から516にアップ、トレーラーは50台から177台へと拡大した。ガントリークレーンでコンテナを吊り上げることなく、トレーラーごと船内に搬送できるため、積み込み時間の大幅短縮が可能となった。
また、危険品を保管するスペースのばく露甲板を完備。火薬などの輸送ニーズに対応する。
上甲板危険品積載スペース
日通では、ひまわり8と同タイプの「ひまわり9」を「ひまわり2」の代替船として投入、北海道・東京・大阪間を週2便体制として、11月27日から就航を開始、輸送サービスの拡充を図る計画だ。