コマーシャル・アールイー▼平成19年3月期決算・物流施設の開発寄与し、増収増益に 
2007年05月14日 物流施設のサブリース事業で培ったノウハウや信用を基に物流施設など事業施設のPM(プロパティマネジメント)事業、AM(アセットマネジメント)事業を展開するコマーシャル・アールイー(本社=東京都中央区、甲斐田啓二社長)は5月11日、平成19年3月期決算を公表した。
それによると当連結会計年度の業績は、売上高490億5千4百万円(前期比62.7%増)、営業利益36億3千1百万円(前期比20.4%増)、経常利益31億円(前期比6.1%増)、当期純利益10億6千6百万円(前期比27.5%増)と増収増益を達成した。
セグメント別の業績はつぎのとおり。
「PM事業部門」の業績は、売上高133億5千8百万円(前期比16.0%増)、営業利益4億9千2百万円(前期比37.9%減)。売上高の増加が示すように着実に事業規模は拡大しているが、住居系PM拡大に伴う先行投資を活発に行ったため、営業利益は前期を下回っている。
一方「AM事業部門」の業績は、売上高357億7千7百万円(前期比92.1%増)、営業利益51億5千7百万円(前期比51.7%増)となった。当社の強みを生かした物流施設等の開発が寄与したことで、売上高、営業利益ともに前期の数字を大きく上回っている。
今期の業績については、売上高600億円、営業利益50億円、経常利益43億円、当期純利益22億円を見込んでいる。
事業セグメント別の業績見通しは、PM事業部門は先行投資していた住居系PM事業が軌道に乗り出すこと、同グループの強みである事業系PM事業の収益も安定的に推移することから、業績が向上。AM事業部門は、PM事業部門の強みを生かした物流施設、商業施設等の開発を進め、自社グループのファンド事業と連携した動きで向上していく。