プロロジス▼猪名川プロジェクト始動、猪名川1・2着工 
2020年06月15日プロロジスは5日、兵庫県川辺郡猪名川町でマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク猪名川1」と「プロロジスパーク猪名川2」を着工した。
同社が2015年から猪名川町と官民一体で計画を進めてきた「プロロジス猪名川プロジェクト」の一環で、国内で開発中を含む物流施設として100棟目の物件となる。新名神高速道路・川西ICから2kmの距離に開発、大阪市内への配送に加えて、京都方面から広島方面まで西日本各地へ効率的にアクセスが可能な立地。猪名川町は大阪・神戸のベッドタウンとして機能しており、労働人口が多く周辺地域からは1000人以上の雇用を想定している。
プロロジスパーク猪名川1は6階建て延床面積21万8000m2で、竣工は2021年11月を予定。各階に45フィートコンテナセミトレーラーと21mフルトレーラーをアクセス可能とし、車路を倉庫スペースに変更可能な設計とし、1フロア最大1万坪のワンオペレーションを可能にした。
プロロジスパーク猪名川1ではMonotaROが1~4階の13万m2、プロロジスパーク猪名川2ではLIXILビバが1・2階の5万5000m2、日立物流西日本が3階の2万6000m2、その他、電子機器メーカーと3万3000m2の賃貸契約を締結済みしており、着工段階では賃貸面積75%のテナント企業が決定した。
プロロジスパーク猪名川2は5階建て延床面積15万9000m2で、2021年8月の竣工を予定。1フロア最大8000坪のワンオペレーションを可能としており、最上階には従業員向けのカフェテリア2か所と売店を設ける。車路部分の外装には、周辺環境に配慮した遮光を兼ねたルーバーを検討しており、地域開発の顔としてシンボリックなデザインを目指す。