エフピコ▼「兵庫工場・配送センター」建設 
2021年05月05日食品トレー容器の製造を手掛けるエフピコは、兵庫・小野市に「兵庫工場・配送センター」(仮称)を建設すると発表した。総投資額は約253億円。5月に着工、竣工は2022年9月の予定。
コロナの巣ごもり消費やテークアウトやデリバリー市場の拡大から、同社が主力とする食品トレーの需要が増加すると見込み、新工場開発を決定。他工場からの一部生産設備移設も含め、近畿エリアでの生産能力の増強を図る。
新工場は4階建てで約7万8900m2、物流能力の増強も狙う。配送センターを工場内に併設、分割した近畿エリアの物流ネットワークを行い、配送リードタイム短縮と物流コスト削減を目指す。
在庫保管能力は26万ケース。自動ソーター出荷システムを導入する計画で、稼働後には全国出荷量の76%が自動ソーター出荷システムによる仕分けになる見込み。
今回の新拠点配送センターで、同社は全国の配送センター(北海道、東北、関東、八王子、東海、中部、福山、九州、新拠点配送センター)から半径150㎞圏内で全人口の7割をカバーできる物流ネットワークを構築する。