東京建物は、埼玉・川越市に新たに物流施設開発用地を取得し、東京ガス不動産との2社による共同事業にて「Ｔ－ＬＯＧＩ 鶴ヶ島」（仮称）を共同開発すると発表した。

東京ロジファクトリーによる全棟利用が内定しており、同社「鶴ヶ島第2物流センター」として、2024年夏の開業を予定している。

川越市、鶴ヶ島市、坂戸市の3市に跨る富士見工業団地に位置し、圏央道坂戸ICから4.2km、圏央鶴ヶ島ICからは5.3km。関越自動車道は鶴ヶ島ICから4.4km、国道は407号に2.1kmに位置。東武東上線・若葉駅から2㎞と雇用環境にも優れている。

4階建てで、延床面積は約2万632ｍ2。自動搬送機のレイアウトや倉庫内作業員動線を分析し、倉庫内スパンの柱間を最適化したほか、従業員確保のため、トラックヤードと駐車場台数の規模の設計に比重を置いた。バースは、ブレースを設置しない構造としており、荷卸し作業時間の低減を図る。

また、倉庫上層階には空調設備を導入し、28℃以下の物品保管を可能とし、停電時の24時間非常用電源も導入する計画。

近隣には、鶴ヶ島物流センター、川越第2物流センターなどの営業倉庫が半径2㎞内に位置。東京ロジファクトリーのグループ会社となる東京ユニオン物流の川越営業所とも連携により、サービス強化を図る。