安田倉庫▼平成19年3月期連結決算・物流一括受託と既存施設の高稼働率維持で純利益は前期比2億900万円増に 
2007年05月14日 安田倉庫(本社=東京都港区、社長=田中稔)は5月10日、平成19年3月期連結決算を公表した。
物流事業部門では物流アウトソーシングニーズを積極的に開拓する営業を展開し収益増加に努め、不動産事業部門では既存施設の高稼働率維持に努めた結果、営業収益は前年度比1,821百万円増(6.5%増)の29,678百万円、営業利益は同258百万円増(8.7%増)の3,227百万円、経常利益は同263百万円増(9.2%増)の3,112百万円、当期純利益は同209百万円増(13.8%増)の1,723百万円となった。
業種別のセグメントはつぎのとおり。
物流事業部門では、物流一括受託に注力し、情報システム及び物流システムを強化することにより既存顧客の取引拡大に尽力。保管料は文書保管箱数の増加及び新規業務受託等により増加。倉庫作業料及び陸運料は、前連結会計年度に受託した新規業務、施設の増強と、事業譲渡を受けた運送業務が寄与し、好調に推移した。この結果、物流事業部門の営業収益は前連結会計年度比1,907百万円増(8.5%増)の24,452百万円、営業利益は同377百万円増(15.6%増)の2,800百万円となった。
一方、不動産事業部門では、一部施設の用途転換による不稼働等のため減収となったが、テナント動向を的確に把握し、きめ細かな営業活動を行うことにより賃貸施設の高い稼働率を維持。営業収益は前連結会計年度比80百万円減(1.4%減)の5,634百万円、営業利益は同51百万円増(2.4%増)の2,186百万円となっている。