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日本ペイント▼西地区の物流・調色拠点を大阪北区へ移行 

2008年12月28日

 日本ペイント(本社=大阪市、松浦誠社長)は、本社隣接の大阪工場(大阪市北区大淀北)の生産活動を縮小し、2009年4月には生産機能を停止して、西地区の物流拠点および調色拠点に再生すべく、現在整備を進めている。
 従来、西地域ではグループ会社ごとに在庫・物流対応を行ってきた。また、調色機能が各方面に分散するなど、物流動線における効率の悪さがみられていた。これを改善するべく、新物流センターは西日本地区のコア物流拠点として、物流の効率化をグループ一体となって取り組む体制に移行。これにより、顧客利便性の向上を図るとともに、在庫・物流コスト削減や物流における地球温暖化対策を進めていく。
 具体的には、枚方流通センターの調色機能を新物流センターに移行・強化を図るとともに、各方面に分散している調色機能を集約し、効率的な調色体制を築く。また、工業用製品についても調色機能を集約するなど顧客対応力強化を行う。これにより、リードタイム短縮が実現し、お客さまによりタイムリーなデリバリーができるようになる。
 施設概要は次のとおり。
<日本ペイント 大阪物流センター(仮称)>
住所:大阪市北区大淀北2-1-2
敷地面積:1.5万m2
常時在庫量: 3,500トン
工事総工費:約25億円(予定)
稼動時期:2009年秋
特徴:
・自動調色は工業用と汎用で、溶剤系・水系いずれも対応
・枚方調色センターや寝屋川事業所の物流センターなど
 関西圏の13カ所を統合
・センター設置によりトラック運送が集約され(13カ所体制
 と比較して)、環境にも配慮
・阪神高速道路福島入口が近いなど交通至便