ツムラ▼夕張市で、漢方薬の原料栽培・加工・保管 
2009年04月30日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】ツムラは4月16日、北海道夕張市に漢方製剤の原料となる生薬の生産・加工・保管拠点を設置すると発表した。
機械化による大規模栽培で生薬コストの削減が期待できること、すでに千歳に生薬の乾燥場を保有しており夕張拠点との連携でさらに効率化が図れることなどが理由。
また、札幌、新千歳空港、苫小牧港にも近く、北海道の5か所の各栽培地からの原料生薬の運搬、加工・保管した上で工場に出荷する点の利便性なども見込めるという。さらに、夕張市を北海道におけるツムラの拠点にし、少しでも経済的な地域貢献に繋がればと考えたという。
北海道全体の生産計画は、栽培面積が10年以内に約1000へクタール、生産量は2000トン。北海道で栽培された生薬は全量を夕張に集積し、加工・保管する。加えて夕張市に自社農場を持つことも予定している。