沖データ▼倉庫統廃合などで商品物流のCO2排出量を112トン削減へ 
2009年07月03日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】沖データ(東京都港区)は6月22日、今年度は2007年度比で、年間の外部倉庫費用と物流費用約2400万円と、112トンのCO2排出量が削減できる見込みであると発表した。
同社は生産効率向上と物流費用圧縮を目指し、福島事業所(福島県福島市)の生産改革と棚卸削減を推進中。このほど商品在庫の削減で外部商品倉庫を4か所から2か所に統廃合し、一部大口ユーザへの消耗品物流改革を実施した効果という。
従来は、国内のプリンタ・複合機と消耗品の販売量の増加のため、商品倉庫と物流のコスト増加が課題となっていた。福島事業所では、生産の効率化で生産納期を短縮させ、商品在庫量の削減を実現。また生産スペースを削減し、福島事業所内に在庫スペースを確保した。これで外部倉庫にあった在庫の一部を福島事業所内に取り込み、4か所の外部倉庫を2か所に集約、倉庫費用と物流コストを削減につなげた。
また、国内外の拠点で生産した消耗品を、一旦福島工場に集めて納入先別にトラック便で出荷していたた一部大口ユーザー向けの消耗品物流を、国内の消耗品生産工場の藤岡拠点で倉庫の保管効率を向上。
倉庫費用を増やさず商品在庫スペースを確保し、藤岡拠点からユーザーに直送できるようにした。この取組で、輸送距離とコストの削減にも成功したという。今回の改善によるCO2削減量は、国内商品物流全体の5%に相当する。