ルノー日産▼インドで日通にミルクラン業務を委託 
2009年12月28日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】日本通運は12月22日、ルノー・日産オートモティブインディア社がインドに建設中の自動車工場で部材調達に絡むミルクラン業務について、インド日本通運が受注したと発表した。
新工場では、2010年5月から「グローバルコンパクトカー」の生産を開始するが、インド日通は、インド南部地域(チェンナイ、ポンディチェリーとバンガロール)に点在する各パーツサプライヤー約50社から、日々定時に部材を集荷し、新工場まで、ジャストインタイムの配送を行うもの。
日通では、中国で自動車や電気製品の調達に関わるミルクラン業務を行っており、インド人スタッフを中国の拠点に派遣し、業務に精通した中国人スタッフから指導を受けさせるなど、豊富なノウハウを着実に伝承することで、海外でのミルクラン業務の水平展開を推進している。
インドでは、安定した輸送業務を支えるため、自社トラックを20台増車し、インド国内輸送の状況を自社にて一元的にシステムで管理することで同地のインフラ環境を補完するなど、ルノー日産インディアの効率的な生産活動を万全な体制でサポートする。
また、ミルクラン業務に加え、ルノー日産インディア工場近郊に新たな倉庫スペースを確保、内外のパーツサプライヤーからの保管・配送などのニーズにこたえるべく3PL体制も併せて構築している。