流通・物流業界の啓蒙目的に国際物流総合研究所立上げ▼4月に設立セミナー開催 
2010年04月18日 流通構造の変革、情報技術革命など、流通・物流業界では様々な対応を迫られている。こうした状況の中、メーカー・流通・物流業各社がこれまで培ってきたさまざまな技法や経営手法、人的ネットワークを駆使して、人材育成による啓蒙、関連情報の配信及び交流の促進化を図ることを目的とした団体組織「国際物流総合研究所」(本社=東京都中央区、岩井榮三社長)が4月に設立した。
同社はサポート企業としてアイエスエフネット、アクセンチュア、イーソーコ、石塚経営研究所、エイチアイプランニング、エコロジソリューション、オリックス自動車、環境ラボジャパン、カントー、ジェイ・フェニックス・リサーチ、シノジャパン、セリングビジョン、地球環境クラブ、チャイナワーク、ディーコープ、日本M&Aセンター、日本物流ビジネスソリューション、日本ユニシス、バリューキャピタル、物流産業新聞社、流通研究社、ロジザードの22社、研究員として岩﨑仁志・主席研究員、小島雅一・上席研究員、菅田勝・上席研究員、原田啓二・上席研究員、沼上博・上席研究員、笹野順一・上席研究員、岩﨑潔・客席研究員、小野寺勝久・客席研究員、加藤茂・客席研究員、砂川玄任・客席研究員、野口秀雄・客席研究員、丸金康紀・客席研究員、宮下脩・客席研究員、吉田完・客席研究員の14名が参画(立上げ段階での数値)。国内外の物流効率化を実現するため、研究所会員に対する物流・経営ソリューション提供し、研究所会員企業の発展に寄与する。国際的な物流シンクタンクを創り上げ、環境を重視した効率的な経済社会の実現を図っていく。
具体的には入会金・年会費無料の会員を募り、生保や損保・車輌や燃料などの共同購買・不動産など、スケールメリットを最大限に生かしたサービスを格安で提供。メーカー・流通業者・メーカー物流・物流専業者を対象に、物流改革コンサルティングサービス、幹部教育・研修セミナー、無料物流診断サービス(メーカー・流通業者向け、物流事業者向けの2種類)、環境・安全・品質ソリューション、共同購買・リース、物流不動産ソリューション、経営相談サービス、物流イベント(各種セミナー、海外・国内物流視察)、メディアコンテンツ(ホームページ、Webサイト)、専門家による各種相談サービスを行っていく。
4月2日には設立記念セミナーが東京都トラック会館で開催。当日は200名以上が集まり、菅田勝上席研究員(ロジスティクス革新パートナーズ代表)による「SCM物流改革で勝ち残る企業経営」、原田啓二上席研究員(先端ロジスティクス研究所代表)による「売れない時代の勝利方程式!アドバンスドSCM」、岩崎仁志主席研究員(HIプランニング代表)による「売り上げ増大に結びつく物流改革のポイント」の3講演に対し、聴講者は熱い眼差しで聴きいっていた。