三井倉庫と同社100％出資の三井倉庫ビジネスパートナーズはこのほど、情報処理や事務処理などの管理業務、それらに付随するカスタマーサポート業務を提供するための「BPOセンター」を仙台市青葉区に新たに開設することとなった。
　この仙台センターは、三井倉庫グループのバックオフィス業務（書類作成業務、データ入力業務、カスタマーサポート業務）を品質・セキュリティを重視した運用体制により集中処理化するための拠点の一つとして位置付けている。
　BPOとは「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」の略で、コスト削減の手段として外部の専門会社に委託するという従来のアウトソーシングから一歩進み、企業がその価値の増大を目的として、アウトソーサーと長期的かつ包括的な委託契約を結び、業務プロセス全般にわたるコンサルテーションやサービスの提供を受けるという戦略的関係を構築することをさす。
　三井倉庫は、「最適物流創造企業」を企業理念とし、１００年にわたり総合物流サービスを提供。また、これからの100年を踏み出すにあたり「先進を伝統で」をスローガンに掲げ、新たな事業を積極的に展開していくため、BPO事業、グローバル・ネットワーク事業、ロジスティクス・システム事業の３つの事業を「戦略事業」として位置付け、新たな付加価値サービスの創造を推進してきた。
　センターの概要は次のとおり。
＜仙台センター＞
所在地：仙台市青葉区一番地１-9-1
　　　　　仙台トラストタワー　23F
開設予定：2010年7月１日
初年度：50名体制（予定）
２年度：100名体制（予定）