日本通運▼トルコに現地法人を11月に設立 
2010年09月16日 日本通運はトルコ共和国に現地法人「トルコ日本通運株式会社」を設立、11月を目途に営業を開始する。
BRICsに続く、VISTAやNEXT11の一角であるトルコは、自動車や家電製品など輸出産業が盛んなことから欧州の工場と呼ばれている。人口は7000万人余で若年人口の割合が多く、消費市場としての期待も高まっており、その地理的特性から東方へ拡大するEU・ロシアとアジア・中東圏を繋ぐ、重要な物流の中継拠点としても注目を集めている。
こうした状況を受け、日通は2005年3月から、イスタンブールに駐在員事務所を設立し、市場調査を行ってきた。今回の現地法人設立により、高品質な総合物流サービスの提供が可能となる。今後は、黒海を経由してロシア南部へ輸送する「黒海ルートサービス」をはじめ、トルコをハブとした旧ソ連・東欧等への航空・海運貨物輸送サービスの開発や、欧州~トルコ間を繋ぐトラック混載サービスの商品構築に取り組んでいく方針だ。
新会社はイスタンブール国際空港地区に本社を置き、多くの日系メーカーが進出するゲブゼ(GEBZE)地区からほど近いツズラ(TUZLA)を保管・配送の拠点とする予定。