イトーヨーカドー▼トランスファーセンター整備で、配送を統合 
2010年10月18日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】セブン&アイ・ホールディングスは10月12日、2010年度版「CSR Report2010」を発行し、物流分野では、配送センターの設置と燃費向上による物流の効率化を推進していると、公表した。
イトーヨーカドーでは、輸送効率向上のため、取引先から仕入れた商品を店舗まで配送するトランスファーセンターをエリア別・温度帯別に設置するとともに、地方では衣料品・住居関連品・加工食品の総合センター化を進めている。
2009年度は愛知県小牧市に中京トランスファーセンターを開設し、衣料品・住居関連商品・加工食品の配送を統合した。
また、ヨークベニマルでは物流センターの設置を進め、2009年度は栃木センターを移設オープンしたほか、いわきセンターを新設し、各店舗への商品配送を集約するとともに、子会社ライフフーズの商品も一括配送している。
なお、燃費向上のため、イトーヨーカドーでは、トラックの走行状況を記録する車載端末の導入を進め、データに基づいた運行指導やエコドライブ講習会を開催している。
さらに物流センター運営会社と配送協力会社とともに「環境部会」を設置し、2009年度は全国7ブロックで環境分科会を開催、情報共有を図った。
2010年度は、燃費5.23km/リットルを目標に活動を進めている。
なお、ヨークベニマルでは、各物流センターで定期的にエコドライブ研修を実施し、燃費の向上に努めている。