王子製紙▼需要構造の変化で一部設備を停止 
2011年02月15日 王子製紙(東京・中央区)はこのほど、板紙事業および印刷情報用紙事業における製造設備の停止を決定したことを伝えた。対象となるのはグループ会社である王子板紙と王子製紙の富士工場で、日産でそれぞれ460tと350tの設備を止める。これによるコスト削減額は年間で約50億円としている。
王子製紙グループはこれまでにも、中長期的な需要構造の変化を見据えながら適切な生産体制の実現に向けて、競争力に劣る設備を逐次停止してきた。今後も徹底したコストダウンを継続し、国際競争力の強化を図っていくという。