東北地方の高速無料化▼中型以上のトラックも 
2011年06月16日物流ウィークリーhttp://www.weekly-net.co.jp/】
国交省は1日、東北地方の高速道路の無料開放を20日から実施すると発表した。「被災者支援」として、東日本大震災による被災者と原発事故による避難者が被災証明を提示すれば東北地方(水戸エリアの常磐自動車道を含む)を発着する利用がすべて無料となる。また復旧・復興の物資輸送のため東北地方の中型車以上のトラック・バスについても無料開放する。被災者支援は1年間、中型車無料は2次補正が固まる次期を見込み、8月末までの実施とする。
民主党国交部門会議の席上、池口修次国交副大臣が明らかにした。さらに2次補正で年間1600億円程度の予算を確保できれば、本格的な復旧・復興支援として東北地方の全車種について1年間無料とする計画を示した。
東北無料化開始と同じ20日に上限料金制は廃止、無料化実験は一時凍結とする。首都高速道路の距離別料金制について、菊川滋道路局長は「計画通り実施する。地方議会の手続きも必要なので来年の1月にはスタートさせたい」と話した。
2011年6月13日