傭車を頼む基準とは▼同業者を「格付け」 
2011年11月17日【物流ウィークリーhttp://www.weekly-net.co.jp/】
岡山市内の運送会社に勤務するベテラン配車マンの話。「旧知の間柄であっても『A』『B』『C』…とランク付けしているのは、ウチに限った話ではないと思う」という。何を根拠にしたランキングかと尋ねると、「傭車を頼む際の基準」と配車マン。
「手数料を取らず、そのまま横流しの状態でも安い運賃の仕事は、迷うことなくCランクの会社へ電話を入れる。技術も信用度も高いAランクの会社は、(安すぎて)まず引き受けてもらえない」と説明。Aランクの会社に傭車を依頼するのは、「ミスが許されない大切な取引先の仕事」と、「たくさん手数料が抜けるにもかかわらずB、Cランクのトラックが見つからない緊急時」くらいとか。
「Cランクは仕事量こそ確保できても、忙しいばっかりで中身がともなわない。ちなみに、Aランクにしている同業者からウチがもらう仕事は、やっぱり適正な運賃。向こうもウチをAランクに見ていると思う」とサラリ。仲がいいことと、仕事のパートナーになることは違う…そういうことか。