ヤマトグループ▼鳥取県に流通プラットフォーム拠点開設 
2011年11月17日【LNEWS(http://www.lnews.jp)】
ヤマトパッキングサービス(以下:YPC)は11月8日、鳥取県米子市において流通プラットフォーム拠点「山陰流通トリニティーセンター」を12月に開設、来年1月から本格操業を開始すると発表した。
センターは、境港市にある境港の港湾機能にヤマトの情報・金融・物流の総合流通基盤を付加することで、海外取引を余儀なくされる中堅企業における国内外の調達・販売の流通を支援していくもの。
具体的には、受発注から納品、決済に至る全工程を見える化するクラウド型情報機能、確実で迅速な資金回収を可能にする決済代行の金融機能、保税蔵置場を兼ね工業製品包装機能を備えた物流センターを一体的に提供する。
機能としては、従来、貿易の主流であった輸出用梱包・通関・輸送に加え、生産拠点・調達先の海外シフト化への対応として、輸入海上コンテナの開梱・検品・製品の一時預かり・工場までのJIT(ジャストインタイム)納品を提供する。
YPCは従来、工業系特殊梱包のみを提供してきたが、流通基盤を支える情報システムとして「EASY」を開発。「グローバル調達支援サービス」という新サービスを提供することで、部品メーカーの部品調達・半製品調達のサプライチェーンを極限まで効率化し、部品メーカーにおける流通過程全体の大幅な事務工数の削減、リードタイムの短縮、流通在庫の削減、確実な納期回答を実現してきた、としている。
■山陰流通トリニティーセンターの概要
施設名称:山陰流通トリニティーセンター
所在地:鳥取県米子市河崎3303-1
業務内容:貨物集約、特殊梱包、情報・金融・物流=流通サービスを境港に付加することによる、国際流通間における発注者と受注者をシームレスにつなぐ総合流通基盤の展開
主要機能(提供サービス):特殊梱包サービス、クラウド型の情報可視化システムの運用、小口混載機能荷受・開梱・移し替え・出荷機能、貨物買取代行・決済サービス、保税蔵置業務
規模:1795㎡(544坪)
従業員:初年度6人体制
試験操業:2011年12月上旬
本格操業:2012年1月上旬