タイの洪水被害▼2012年のコンピューター出荷台数不足の見通し 
2011年12月26日IHSグローバルインサイト(米国の経済分析と金融分析および予測を行う企業)が発表した新規予測によると、タイの洪水の影響によるハードディスクドライブ(HDD)不足が原因で、2012年第一四半期(1月~3月)のコンピューターの出荷台数は380万台の不足となる見通しとなった。
この結果、2012年における世界全体のコンピューター出荷台数の増加率は、前回の予想である9.5%から低下して、現時点では6.8%に留まると予想されている。世界全体のHDD生産量のうち、タイが占めるシェアは推定40~45%となっており、そのうち半分の生産量が今回の洪水による直接的な影響を被っている。洪水被害は自動車部品の出荷数の低下にも影響を及ぼしている。IHSは、2012年の第一四半期のコンピューター出荷予想台数を当初の8,800万台から合計8,420万台に下方修正した。