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カゴメなど3社▼共配を九州に拡大 運営はセンコーに一括 

2012年03月29日

【輸送経済(http://www.yuso.co.jp/)】
 カゴメ、ミツカングループ、日清オイリオグループは4月10日、3社による共同配送を九州全域で開始する。センコー(本社・大阪市、福田泰久社長)が、福岡PDセンター(福岡市)を拠点に運営し、共同保管、共同出荷を手掛ける。
 メーカー3社は平成8年以降、東北を皮切りに全国八エリアで共配を実施。九州を加えた共配エリア面積は全国の約77%になる。
 共配の実施は、物流品質向上が目的。共同の物流品質管理システムの導入で納品ミスの極小化を図るほか、一括検収や一括荷受が可能になることから、荷降ろし時間の短縮にもつなげる。
 3社は顧客からの受注データをVAN(付加価値通信網)経由でセンコーの通信システムに送信。センコーは一元化された情報を基に効率的なスケジュールを組み、在庫拠点から共配を行う。
 納品や待機車両の数を減らすことで、環境負荷低減にも寄与。各社単独での配送と比べ、CO2(二酸化炭素)排出量の25%削減を目指す。