鴻池運輸▼ミャンマーに新事務所 
2012年08月01日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦社長)は7月17日、メコン・ベンガル地域(※)でのさらなる事業拡充に向け、ミャンマーのヤンゴン市に駐在員事務所を開設した。
民主化の動きや外資参入などで需要増が期待されるミャンマー市場の調査や新たな物流サービスの開発を行い、新規顧客の獲得を目指す。
新事務所開設に伴い、ヤンゴン―日本間を最短14日間で結ぶ新サービス「ミャンマー・エクスプレス」を開始した。
最短14日の新サービスも
これまで同区間の混載便は1カ月程度かかっていた。シンガポールでコンテナを開封せず別の船に積み替えることで、リードタイムを短縮した。
平成25年にはカンボジアとラオスに連絡事務所を開設。26年には、ミャンマーの駐在員事務所の海外法人化も予定している。
鴻池運輸は「アジアをはじめ世界各地で工場やプラント移設などの実績は多い。ミャンマーでも同様の事業を拡充していく」としている。鴻池グループは今回の新事務所開設で5つの海外法人、4つの駐在員事務所を同地域に展開。
(※)メコン・ベンガル地域…バングラデシュ、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム地域を指す。(丸山 隆彦)