中越運送▼インドネシアにも代理店、アジア輸送網を拡充  
2012年09月18日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
中越運送(本社・新潟市、小林和男社長)がアジアでの国際輸送ネットワークを拡充している。ことしに入り、インドネシアの現地物流企業と代理店契約を締結。インドネシアを経由する貿易貨物を一貫輸送するための仕組みを整えた。
顧客の間で高まっている、中国、韓国をはじめとした東アジアやASEAN(東南アジア諸国連合)地域に対する物流ニーズへの対応を強化するのが目的。
同社は、中国の上海と広州に事務所を置く一方で、ASEAN地域などにも着目。韓国、台湾、香港に加え、フィリピン、ベトナム、インドといった国・地域に代理店を設置。広範なネットワークを形成し、日本(主に新潟)―海外間のほか、日本を経由しない3国間の輸送ニーズにも応えられる体制を築く。
タイ、マレーシアにも窓口
今回インドネシアに新設した代理店を通じて、同地での物流ノウハウを積み重ね、国内の顧客への情報提供や輸出入貨物の取り込みなどにつなげる。
今後に向けた国際事業の基盤づくりについて、中国では新たに北部への拠点設立を計画。ASEAN地域ではタイ、マレーシアにも代理店を設け、国際輸送ネットワークの一層の充実、顧客サービス向上を図る。(矢田 健一郎)