フェデックス▼上海に国際物流ハブを新設へ 
2012年11月19日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】
フェデラルエクスプレスは11月1日、中国にフェデックス上海国際エクスプレス・カーゴハブを新設することで10月25日、上海空港集団(SAA)と合意したと発表した。
1億米ドル以上を投じて建設されるこの施設は、アジア太平洋地域の顧客に米国と欧州へのより高い接続性を提供し、こうした重要な路線での国際貿易拡大をサポートすることになる。
13万4000㎡の規模を誇る新施設は、2017年初頭に完成予定。戦略的な狙いから、貨物と郵便物の総取扱量が3年連続(2009~2011年)で中国トップ1である上海浦東国際空港に新設する。
この施設では、書類と小包を1時間あたり最大3万6000個処理することが可能となる予定で、将来的な規模拡張にも20年以上にわたって対応できるものとなる。
ハブ内にはフェデックスの機材の保守作業に使うGSE(地上支援装置)用の施設とULD(単位搭載用具)の足場用エリアも設ける。
上海浦東国際空港は2015年までに世界一の航空貨物ハブになると予想され、貨物処理能力は2020年までに年間500万トンに達する見込み。