三菱化学物流▼タイ南部に新倉庫 
2012年11月19日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
三菱化学物流(本社・東京、石川甚秀社長)は来年4月から、タイ・レムチャバン港近接地で新倉庫を稼働させる。
タイの経済発展による輸出入増に加え、南部は昨年の洪水の被害を受けなかったことから、レムチャバン地区では倉庫需要がひっ迫。同社は近隣に2棟の倉庫を所有しており、外部から借りている倉庫の集約、今後予測されるさらなる需要増への対応を目的に、増設、営業拡大を図る。
北部荷主の開拓も強化
新倉庫はバンコクから100キロ、レムチャバン港から17キロに立地。延べ床面積6,800平方メートルで、既存2棟の6,600平方メートル、6,800平方メートルと同規格。
現在の取り扱いはグループ会社である三菱化学の樹脂をはじめとする原材料が中心。「タイ南部の基盤を増強すると同時に、洪水後の再建が進む北部の荷主開拓も強化する」(木村彰宏経営企画部海外グループ部長)。
新倉庫建設には3万2,714平方メートルの敷地を取得しており、今後さらに需要が伸びれば、もう1棟の追加建設も検討する。 (村山 みのり)