日梱▼信栄倉庫を子会社化 
2013年04月18日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
日本梱包運輸倉庫(本社・東京、黒岩正勝社長)は3月29日、神奈川県西部に展開する信栄倉庫(同・神奈川県開成町、吉田正俊社長)を100%子会社化した。ネットワークの拡充により、営業力強化につなげる。
大消費地向け物流で利便性
信栄倉庫は日梱グループの拠点が無かった神奈川と静岡の県境に本社・営業所を持ち、倉庫と流通加工をメーンに営業。本社倉庫や新倉庫は東名高速大井松田インターチェンジから7分。国道246号も近い。
信栄倉庫は昨年、面積1万6800平方メートルの本社倉庫そばに、9900平方メートルの新倉庫を稼働。総倉庫面積は合計3万6300平方メートル。東京、神奈川など大都市圏向けの消費者物流を強化する上で、高い利便性が見込める。ネットワーク拡充を受けて、日梱に対し食品関連顧客などから引き合いが来ているという。
「既存取引にとどまらず、新規の受注拡大を図る」(日梱)。信栄倉庫と互いのノウハウを共有することで、サービスの幅も広げる。
信栄倉庫は昭和44年10月設立。資本金7500万円。平成24年8月期売上高は10億200万円、営業利益は1億5200万円。「東京中小企業投資育成」(持ち株比率38.28%)と吉田社長(同12.29%)が大株主だった。日梱とは取引関係は無かった。(矢田 健一郎)