物流関連「アプリ」続々▼便利機能からゲームなど幅広く 
2013年06月04日 【物流ウィークリーhttp://www.weekly-net.co.jp/】
最近では誰もが手にするようになったスマートフォンやタブレット端末。アプリの中には物流に関するものも少なくない。どのようなアプリがあるのか調べてみた。
最も知られているのが、宅配事業者が消費者向けに手がけているアプリだろう。クロネコヤマト公式アプリは、「ヤマト運輸が提供するサービスを便利に、快適に、楽しくご利用いただける」というもの。荷物の問い合わせや再配達の受付、送り状発行サービスなどを提供。順次、サービスを拡大していくという。
佐川急便では、「各種サービスを凝縮したポータルアプリで、お客様のニーズにお応えします」として、配達状況や再配達の依頼のほかに、輸送料金や営業所の場所を知ることもできる。
西濃運輸は、「お預かりしたお届け物の状況をいつでも、どこでも、簡単にご確認いただけるもの」として提供。出荷人も情報を確認できる。
大手運送会社が手がけるアプリだけではなく、個人が作ったアプリも少なくない。「宅配千里眼」「荷物追跡番号」「宅配荷物書留配送状況追跡」「宅配便 荷物追跡」。これらのアプリは問い合わせ番号などを入力すれば、複数ある運送事業者の中から荷物の状況を追跡して確認できるというもの。無料と有料がある。
中には「物流・運送」のゲームもある。「正しい届け先にクマの配達員が荷物を届ける」という「クマの配達員」や、「かわいいにゃんこを飼い主に送る」という「にゃんこ宅配」など。
実用的なアプリだと、「SAP Transport Tendering」(SAP AG)は、「荷主や物流業者からの見積もり依頼を時間と場所にかかわらず受け取ることができる」という。「スマート点呼」(Smart Navi)は、「運転者の日々の業務に関する項目をタッチ入力し、管理者側にデータを送信して管理することができる業務サポートツール」で、ユーザーは点呼や運転日報など対面で行っていた業務を離れた場所で行えるようになる。