明治▼東海地区の物流拠点を集約、年間3億円のコスト削減 
2013年07月19日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】
明治は7月11日、東海地区の物流機能の強化とコスト低減を目的に、愛知県稲沢市や小牧市に点在する5か所の物流拠点を来年7月完工予定の愛知新工場敷地内に、再編、統合すると発表した。
現在の東海地区の物流体制は、牛乳・ヨーグルトなどのチルド温度帯商品専用拠点が2拠点、菓子・レトルト食品など常温品専用拠点が1拠点、双方を扱う拠点が2拠点、計5拠点体制となっている。
これらを牛乳・ヨーグルトなどの乳製品を製造する愛知新工場敷地内に、26億円を投じ、工場併設型のチルド温度帯商品専用倉庫と、常温品専用倉庫を建設し、集約する。
チルド温度帯商品専用倉庫の建設・運営は明治が、常温品専用倉庫は同社の子会社の明治ロジテックが行う。
統合により、温度帯ごとの物流効率を高めるとともに、チルド温度帯商品と常温品の共同配送を進め、車両回転率と車両積載率の向上を図り、物流コストを年間3億円低減できるものと見込んでいる。
明治は、昨年4月よりスタートさせた3か年中期経営計画に基づき、収益性向上と飛躍に向けた戦略投資の実行を進めており、物流面では、エリアごとに菓子や乳製品などの物流の効率化を推進し、シナジー効果の具現化に努めている。
■チルド温度帯商品専用倉庫の概要
投資額:12億円
着工:2013年9月
完工:2014年7月
延床面積:1800坪
■常温品専用倉庫の概要
投資額:14億円
着工:2013年9月
完工:2014年5月
延床面積:2530坪