札幌定温▼帯広に新拠点稼働 
2013年08月02日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
3温度帯の保管に対応
札幌定温運輸(本社・札幌市、伊藤邦博社長)の帯広配送センターが完成し、7月1日稼働した。畜産品や加工品を主に扱う。新センター稼働で、帯広市を含む十勝管内での売り上げ規模拡大を目指す。
新センターは札幌定温の旧帯広営業所に隣接する形で新設。道東自動車道の帯広ジャンクションから至近。敷地面積1万212平方メートル、鉄骨造り2階建て、延べ床面積3983平方メートル。
冷蔵・冷凍・チルドの3温度帯に対応し、保管能力は約4600トン。旧営業所には、冷凍・冷蔵庫が無かった。
3日に行われたしゅん工式で伊藤社長は、「昨年、会社設立40周年を迎えた。新センター開設を〝第2の創業〟と位置付け、よりよい物流を提供していきたい」と語った。
同社の平成24年3月期売上高は54億5500万円。十勝管内の売上高は約13億5000万円で、新センター稼働により増収を図る。アジアに向けた道内畜産品の輸出にも対応していく。
新センターは、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区に基づく利子補給の優遇措置を受け、札幌定温の親会社である福岡運輸ホールディングス(本社・福岡市、島田隆士社長)が施工した。(藤本 裕子)