日本通運▼マレーシアでハラル認証 食品・飲料輸送を本格化 
2014年12月23日日本通運は12月16日、マレーシア現地法人のマレーシア日本通運が、同国政府の認証機関であるマレーシア・イスラム開発局(JAKIM)から物流に関するハラル認証を取得したと発表した。日系物流企業が同国でハラル認証を取得するのは初。
ハラルとはイスラム法で許容された原材料や加工方法で調理・製造された製品を指す。日通では認証取得を機に、食品や飲料、化粧品などのハラル関連品の輸送サービスを本格的に開始する。
今回取得したのは運送業に求められるハラル認証「MS2400-1」。同国ではこれまで原材料や生産工程はハラル認証基準によって厳格に管理されてきたが、流通過程には認証基準がなかった。このため、昨年7月にJAKIMが物流用として運送、倉庫向けの2種の認証を新設。マレーシア日通はこのうち運送向けを申請していた。