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ロボットが物流現場を変える!物流センター業務革新セミナー 

2015年5月27日、株式会社富士通システムズ・イースト主催「ロボットが物流現場を変える!物流センター業務革新セミナー」に参加した。

第一部では、物流現場におけるロボット活用の最新情報や業界動向が紹介された。第二部では、富士通の最新物流センター管理システムLogifit WMが紹介された。またセミナー後は自動検品ロボット(下記動画参照)やLogifit WMのデモ展示が行われた。

 

ユーザ中心のHuman Centric Logistics

富士通は、荷物の超小口化・個配の増加や、物流サービスの多様化・複雑化を背景に、ロジスティクスの喫緊の重要課題として「物流労働人口の減少・高齢化への対策」「正確な作業計画・スピードアップ」を挙げた。
また物流システムの変遷として、人・物の見える化からロジスティクス最適化の進展を現状とし、需要予測の高度化による全体最適化・自動化を将来像とした。そのユーザ中心の物流「Human Centric Logistics(ヒューマンセントリックロジスティクス)」を支える新ソリューションとして、屋内GPSやAR(拡張現実)技術、スマートデバイスの活用、また次期運行管理システムやビッグデータによるドライバー運転特性分析、そしてロボット活用による庫内業務の汎用的な自動化を掲げた。

 

ヒトとロボット

物流現場でのロボット・自動化システムの導入のメリットを生産性・品質向上、省人化・コスト削減としながらも、ロボットは万能でない以上、適用範囲(作業・モノ)を絞り込み、ヒトより高パフォーマンスまたはヒトの支援といった、目的設定を明確にして手段を選択すべき、とした。

ヒトとロボットの協働時代はもう目の前にある。生産性向上のためメーカーが技術革新・導入を進めていく中、これからますますヒトとロボットの棲み分けが求められる。ヒトにしかできない仕事、創造的で人間的で知的な領域へシフトしていくとは言われるが、その人材育成はいったい誰が担うのであろうか。

 

ロジスティクス・トレンド株式会社 雨宮

▼自動検品ロボット▼