関空▼国際貨物地区に医薬品輸出梱包対応施設を新設 
2015年06月20日新関西国際空港は5月25日、関空の国際貨物地区に、医薬品の輸出梱包に特化した施設(KIX-Medipac)のサービスを開始した。
1つの上屋内で医薬品の定温輸出梱包、保管ができる施設が整備されるのは、日本の空港で初めて。
関空では、「医薬品専用共同定温庫(KIX-Medica)の設置」「保冷ドーリーの運用」等、空港全体をつなぐクールチェーン構築に取り組んできたが、KIX-Medipac の整備により、医薬品輸出時に、この梱包を施すことで、目的地までより安全で確実に輸送することが可能となった。
施設は、国際貨物地区 A 棟内の約1450m2(庇下含む)の区域に、20℃帯(約50~100m2)、5℃帯(約50~100m2)の2温度帯をカバーする約150m2の定温庫を設置。
上屋内に各種梱包設備と約150m2の定温庫を設置。日本から輸出する小~中ロットの温度管理が必要な医薬品を、輸送時の外気温等外部環境をシミュレーションし、専用の特殊な梱包材、保冷剤、蓄熱剤等を的確に使用して定温庫内で個別に梱包することで、温度逸脱などのリスクを大きく軽減することができ、目的地までのより高品質な輸送が可能となる。
整備・運営は、ワコンが行う。
【 LNEWS http://lnews.jp 】