清水建設▼ローコスト・短工期の耐震天井構工法「リニアブレース」を開発 
2016年04月04日清水建設はこのほど、特定天井対応のローコスト・短工期の新たな耐震天井構工法「リニアブレース」を開発した。
特定天井とは脱落によって重大な危害を生じるおそれがある天井。建築物に特定天井を設ける場合には、適切なブレースの配置や、天井周囲のクリアランスの確保など、国土交通省が定める技術基準に基づき、構造耐力上の安全性を担保することが求められる。
「リニアブレース」は斜め部材(ブレース)で躯体と天井ボードを直接連結することで、建物の揺れと共振しにくい剛性の高い吊り天井を構築する。本構工法の構造安全性は、国土交通省が規定する簡易スペクトル法に基づく構造計算により検証済み。その妥当性について、簡易スペクトル法としては初となる一般評定を日本建築センターから取得している。今後、本構工法を特定天井の標準仕様に位置づけ、設計施工案件を中心に適用を進めていく。