三菱地所は10月28日、三井物産・北京建設（控股）（香港）と共同で出資参画している中国での物流施設開発事業で大型物件となる北京馬駒橋プロジェクト第1期（第1フェーズ）について、9月に着工したと発表した。

北京馬駒橋プロジェクトは、北京市南東部の六環路と北京・天津高速道路が交わる交通の要衝に位置していることから北京市中心部へのアクセスも良く、北京市内では希少な物流施設に適した立地に位置している。

また、総敷地面積約39.5万m2の大規模プロジェクトであり、行政計画上、全3期で形成されている。

その内の約10.7万m2を占める第1期第1フェーズについて着工し、約12.6万m2を占める第1期第2フェーズについても年末の着工に向けて準備を進めている。

残りの第2期、第3期についても、今後、土地使用権を取得し順次開発を進めていく。

なお、2014年7月、三菱地所は三井物産と日方SPCを組成し、北京建設が全額出資する物流施設開発を行う中国物流基礎設施（控股）の第三者割当増資を引き受け、中国での物流施設開発事業に出資参画する契約を締結している。

中国では、消費拡大に伴う物流施設の増強が喫緊の課題となっており、E-commerce の発展による物流機能の高度化ニーズも顕在化している。

三菱地所は三井物産・北京建設とともに、これまで培ってきた物流施設開発事業のノウハウや実績を活かし、北京だけでなく中国主要都市にて、多様化するニーズに対応可能な高機能・高品質な物流施設の開発・取得を進めていく。

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