冷凍・冷蔵倉庫業界で集約ニーズが加速 − 3 
冷凍・冷蔵倉庫業界で集約ニーズが加速
冷凍・冷蔵倉庫業界に倉庫集約の動きが加速し始めた。物流効率化、保管から通過型物流ニーズの拡大、既存倉庫の老朽化といった、多くの要素を含んでいる。冷蔵・冷凍倉庫の開発が爆発的に拡大する可能性がある。
同業界1位のニチレイが、倉庫のスクラップアンドビルドに乗り出した。現在の3カ年計画(2007年度~09年度)で、15万トンの倉庫を壊し、13万トンの新倉庫建設を予定する。保管から通過型の貨物も対応できる最新物流センターの建設を急ぐ。
建築基準法の改正や、建材の高騰などで計画に遅れが出ているものの、拠点の再編に力を入れていることには変わりない。投資予算は、約300億円。
また、同2位のヨコレイも06年9月期で57億円、07年9月期で63億円を設備に投資。08年9月期も51億円。都城(宮崎県)、横浜、加須(埼玉県)、鳥栖(佐賀県)、十勝(北海道)に新拠点を開設。拠点設備の増強を図っている。