先日、弊社グループのテナントで、倉庫をリノベーションしたオフィス、サロン、ワイン庫を持つワイン卸業者・セラードア（http://www.kanpai-wine.com/）のワイン会合に参加してきた。テーマにあわせたワインをソムリエに説明してもらいながら、試飲を楽しみ、そのまま飲み会のようになる素敵な会合だ。
　このとき、ソムリエの言葉で一番心に残ったのが、「ワイン卸業者は、インポーター（輸入業者）を『選び手さん』と呼ぶ。そして、良い生産者と強いつながりを持ち、信頼のおける商品を仕入れてくれる選び手さんを卸業者は非常に頼りにしている」ということだった。
　これは、物流不動産BIZでも言えると思った。倉庫物件を探すお客様にとって、物流不動産BIZの営業マンはいわば、よい商品を紹介してくれる「選び手」。物流用途であれ、リノベーション希望であれ、お客様の要望に沿った倉庫を見つけられるからこそ、頼りにしていただける。
　もちろん、ワインのインポーターと同じく、物流不動産BIZの営業マンも業界の知識や顧客との信頼関係構築がマストだ。日ごろから物流、オフィス事情の変化をいち早くキャッチし、良い物件を仕入れられるよう地道にオーナー様との関係を築いていく。そんな日々の積み重ねが、物流不動産の良い「選び手」になるには不可欠だ。2013年も物流不動産の良い選び手になるべく努力し続けたい。

（イーソーコ総合研究所　鹿野島　智子）