物流不動産ニュース

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〈レポート〉第16回 JALPAセミナー『新たなビジネスを創生する物流不動産の近未来~どうする2024年問題』盛況裡に閉幕 ! 

 

日本物流不動産評価機構 推進協議会は10月17日、NIPPON EXPRESSホールディングス㈱本社で第16回セミナーを開催しました。今回も会場とオンラインのハイブリッド開催として計300名近くの方にご聴講いただき、盛況理に閉幕いたしました。

 

今回のテーマには「新たなビジネスを創生する物流不動産の近未来~どうする2024年問題」と掲げ、2024年に向けターニングポイントとなる諸課題と現状、解決策、今後のビジネス展開に対して多くの知見を得ることができました。

基調講演「最近の物流政策の概要」では、国土交通省総合政策局の平澤崇裕様が物流を取り巻く近年の状況から、持続可能な物流の実現に向けた検討会や関係官僚会議、物流革新に向けた政策パッケージなど、政府が本腰を入れて取り組む物流への政策を言及されました。トピックスとして「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律」(物流総合効率化法=物効法の支援対象に物流GXが追加されたことが示されました。EV車両、再生可能エネルギー関係施設導入の適用、物流情報標準ガイドラインなど、実事業に関わる最新情報が発表されました。

また、2024年問題に造詣が深いNX総合研究所の大島弘明様は、2024年問題に絡んだ物流改善・革新に向けた政府の動き、運送会社・荷主に求められる具体策を示され、プロロジスの中山博貴様は、2024年問題の切り札」として、都心に近接した都市型物流施設「プロロジスアーバン」シリーズ、東北エリアで展開する「プロロジスパーク盛岡」、東海プロジェクト、岡山などの拠点にまつわる戦略を発表されました。

トラボックスの皆川拓也様は、同社が提供する求荷求車によるマッチング、シェアリングエコノミーなどを深化させることで、半世紀以上変わらなかった物流業界の固定概念を変革するビジョンなどをご紹介されました。

ご登壇されたスピーカーの皆様からは異口同音に、社会インフラである物流を持続可能とするソリューションと“人に優しい”物流を実現する働き方の重要性が強調されていました。

JALPAでは、これからも業界の壁にフォーカスし、皆様のためになる情報を発信して参ります。来年のセミナーのご参加をお待ち申し上げております。