【レポート】日本3PL管理士講座で、大谷が物流不動産テーマに初講義 
日本3PL協会は5月27日、第4期 日本3PL管理士講座を開講しました。
同協会が設立時より注力する<3PL人材育成>の一環として、同日から6か月間にわたりスクール形式の座学、現場見学会、合宿などを通して、経営資源となる人材育成を行い、3PL業界の健全な発展を目指した講座です。
同協会では年々ニーズが増大している物流不動産に着目、日本3PL管理士講座のカリキュラムに今年新たに「物流不動産」を追加、イーソーコグループ会長の大谷巌一が5月27日、東京都港区のメルパルク東京で登壇しました。
29名の受講者に対しての講義テーマは「物流不動産化活用による3PL受託」。物流業界の現状から不動産業と物流業の違いを解説、「情報化社会で勝ち抜くには情報のキャッチポイントの豊富さが重要だ」として、不動産、金融、建築、商流の情報が大量に入手できる物流不動産ビジネスの優位性を主張しました。
物流不動産3PL事業では、点在する保管型倉庫からメガ倉庫への集約により賃借面積20%減少と横持ちコストの減少、ランプウェイ活用などで物流コストが半減した事例を紹介。空いた自社倉庫を別用途に転用、付加価値を付けて賃貸することで、賃料収益が倉庫賃貸時の約1.5倍になった事例も紹介、「賃貸収入をメガ倉庫の賃料へ回すことで、本業の物流業務の競争力がUPする」(大谷)など、3PL事業に物流不動産ビジネスを活用するメリットを数多く紹介しました。