千葉・市川市▼交通アクセスが選べ、人材の集まりやすい物流適地として人気を集める 物流不動産市況
千葉・湾岸地区に位置する市川市は、首都圏の基軸となる湾岸道路(千鳥町IC)、国道14号(原木IC)に接し、交通アクセスを選べる利点がある。さらに、24時間365日配送に適し、かつ人材の集まりやすい立地性を持つことから、首都圏配送の物流適地として、千葉湾岸地区のなかでも、人気の高い地区となっている。
今後は圏央道の延伸化により、ニーズはいま以上に高まりをみせるとみられ、市場は活況を呈している。
延べ床面積6万2300平方メートルのアマゾン市川FCをはじめ、コマーシャルアールイーの施設など物流ファンド会社運用の施設も立ち並び、今後も今年11月、来年1月にプロロジスの2棟の巨大施設が建設される予定だ。
需要の高いスルー型倉庫があれば、即埋まる状況が続いているが、一方でまとまった用地確保が難しく、土地代との兼ね合いから、従来は物流ファンド会社運用の施設を含め、ランプウェイを設けた高機能型施設はほとんどない状況だった。今後、建設されるプロロジス施設にはランプウェイが設けられることから、その動向が注目されている。
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次回は羽田(東京・大田区)エリアの動向を探ってみたい。
(参照)
▼千葉・湾岸エリア
http://www.butsuryu-fudosan.com/2007/06/post_84.html