物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
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神奈川・湾岸地区▼本牧エリアを中心に荷動きの活発化が予想される 物流不動産市況

現在の神奈川・湾岸地区の賃貸倉庫の平均相場は、坪4,000~5,800円となっている(冷凍・冷蔵倉庫などは除く)。

同地区は川崎市・川崎区、幸区、横浜市・鶴見区、中区、磯子区、金沢区(産業用道路内側)エリアが含まれ、大黒、横浜、本牧、山下埠頭があることから、港湾倉庫、荷役業者が多いのが特徴。

交通アクセスは良好で東京と並び、巨大消費地である為、大規模配送センター需要が大きく地方を結ぶ中継センターとしてのニーズも非常に高い。東京⇔横浜の港湾地区で倉庫を探すケースが非常に多く見られる。埠頭があることから、輸入貨物を使うのに適した、人気の高い地区となっている。

横浜、本牧エリアでは食品を扱うケースが多く、大黒エリアでは食品のほかに最近では自動車の取り扱いも目立っている。

地区の人気の高さを背景に地元企業ではなく、外資系を中心にしたファンド会社による大型施設建設の動きも活発化している。以前は、港湾地区に隣接する金沢区の産業用道路外側で施設の供給を行っていたが、交通アクセス・利便性から、港湾地区の物流施設を収益物件にする動きがみられている。すでに山下エリアなどで、物流施設建設の話が進んでおり、今後、本牧エリアを中心に荷動きが活発化されると予想されている。

※ 次回は神奈川・内陸地区の相場を探ってみたい。
(イーソーコ総合研究所・編集部)