物流不動産ニュース

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川崎市川崎区▼輸出入貨物を取り扱うメーカー・商社にとっては、適した地区に 物流不動産市況

神奈川・港湾地区に位置する川崎区(川崎市)は、港湾倉庫、荷役業者が多いのが特徴であるが、港湾事業の主力業務である木材・樹脂など第一次産業の空洞化と、コンテナヤードを経由しないドレージ配送が進展するに伴い、従来の港湾機能に加え、国内貨物の流通センターとしての機能を獲得するケースが目立っている。

交通アクセスは良好で、地方を結ぶ中継センターとしてのニーズも非常に高い。輸出入貨物を取り扱うメーカー・商社にとっては、適した地区となっている。羽田エリア同様、グローバル化の流れのなかで、食品を取り扱うケースも増えている状況だ。

一方で、港湾における労働力の供給には(船待ち時には)天候などの影響を受けることから、波動があり、人件費が高くならざるを得ない側面もある。

労働の問題をいかに解消していくかが、今後のポイントとしてあげられるだろう。

次回は東京・港区の動向を探ってみたい。
(イーソーコ総合研究所・編集部)

(参照)
http://www.butsuryu-fudosan.com/2007/07/post_113.html