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【夏島運輸】お互いのニーズがぴったりで、すぐに輸送契約が結べました 

◎イーカーゴで荷物獲得!「お互いのニーズがぴったりで、すぐに輸送契約が結べました」
夏島運輸(湘南ロジスティクスホールディングス、SCM共同ネット研究会会員)

「お互いのニーズがぴったりと合っていたので、話が早く進んだ」と語るのは、夏島運輸の伊東正幸専務。6月20日(土)の夕方に「なんでも物流掲示板e-cargo」に入った案件。定期的に横須賀から千葉方面へと飲料輸送する仕事内容だった。本社がある横須賀に近いことから、手を挙げ、一気に受注まで持っていった。現在、月曜から金曜の配送で、毎日1~3台の10トントラックが動いている。
 成約へは一気に進んだ。土曜日に入った案件に手を上げ、水曜日(4日後)には、先方と会って詳細を詰めていった。しかし、手を挙げたのは、夏島運輸だけではなかった。数日という短期間にもう1社手を挙げた会社があった。
 夏島運輸は、化学品や、自動車・機器部品の輸送が得意。現在、食品輸送を強化している会社だ。もう1社は食品輸送を得意とする会社。
 地理的な面で、受託にこぎつけた。前日の夕方に荷量が決まるため、その後に翌早朝に行くトラックを手配する必要がある。本社が近いことで、緊急のトラックの増減に対応できるのがポイントだった。今後、荷量が増大する可能性もあり、「せっかく繋がった縁。荷量が増大すれば、積極的に取りに行きたい」

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写真:「毎日1回、e-cargoの情報を確認するように担当者に言っている」と伊東正幸専務

◎情報を出し続けることが、「神奈川に夏島あり」の宣伝に
 「毎日1回e-cargoの情報を確認するようにと、担当者には言っている」(伊東専務)。さらに自社内に情報があれば、どんどん発信するようにも伝えているという。平均すると週に1回は情報を出しているという。「何かしらの情報を全国の企業に出すこと。それが、神奈川には夏島運輸という会社があるという宣伝にも繋がる」(同)。
 夏島運輸は、SCM共同ネット研究会の会員。滝沢保男幹事長の勧めがあり、e-cargoを利用した。しかし、既に他の求貨求車システムも利用している。どこにe-cargoの魅力があるのか。「もう1つのは、何日に、どこまで運んで、いくらでというきっちりした情報がないと入力できない。e-cargoは、価格を相談などにできるため、動きそうな情報を流すことができる。それがメリット」(同)とする。
 担当者だけに任せず、実際にe-cargoのメールを見ている伊東専務。やはり気になるのが“件名”。何かな?と思う件名のメールは開いて見るという。一方で、輸送の情報でも、方角が違えば、見ないことも。
 今後もe-cargoなどのシステムを活用し、夏島運輸は、積極的に“情報”を活用していく。

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写真:環境にやさしい太陽光発電付き街灯。夏島運輸では販売代理店となりPRしている

夏島運輸株式会社
本社:神奈川県横須賀市浦郷町5-2931-68
社長:近藤 正
創立:昭和44年9月
湘南ロジスティクスホールディングスの1社。関東にネットワークを張り巡らしているほか、静岡県袋井市にも自動車部品輸送の拠点を持つ。ケミカル品や、自動車、機器の部品などの輸送に強みを持つ。飲料水の原料輸送も行っており、現在、食品製品物流を強化中。新たな荷主を取り込む。
 さらに海洋研究開発機構や、大学、高校などの公的機関の輸送も従事。海洋研究開発機構では、深海探索機「しんかい6500」の精密機械など、高度な輸送技術が求められるものにも対応。大学や高校などからは、美術品や、吹奏楽部の楽器輸送などを古くから依頼を受けている。

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夏島運輸は、10トントラックを中心に自社で約80台のトラックを運行する