物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
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金生運輸▼物流不動産、初めての契約 

2010年11月08日

 4月から愛媛イーソーコ.comを開始した金生運輸(本社・愛媛県四国中央市、川端洋一社長)。今回、初めて仲介を決めることに成功。物流不動産ビジネスの第一歩を踏み出した。
 テナントは、高松市に四国の営業拠点を持っていた。拡大を図るため、愛媛の拠点開設を決意。250~300坪の平屋の拠点を探していて、イーソーコ.comに問合せがあった。
 イーソーコ.comから愛媛イーソーコの森田氏に連絡。森田氏が、愛媛の倉庫を探していった。テナントの要望は、倉庫の中で、機材の洗浄や消毒などの特別な作業が必要というもの。そのため、クレームを防ぐため近隣に民家がなく、工業地域にあるものを希望していた。
 いくつかの倉庫を紹介し、最終的に決まったのは西条市の倉庫。海の近くで工業地域、平屋の300坪ということで、テナントの要望を満たしたものだった。
 初めて仲介を決めた森田氏は「イーソーコ本部のサポートがあり、安心して進められた。分からないこともスカイプやメール、電話ですぐにイーソーコの登坂さんが対応してくれた。また、仲介の作業でドタバタしているときに、社内の仲間が自分の他の作業をフォローしてくれた。こちらにも感謝している」と語った。
 従来の物流営業と違うことにも気が付いた。「物流の場合は荷主さんの要望に応える提案をすればよい。物流不動産は、オーナー、テナントの両方の調整役。それが今までの物流と違う」(森田氏)
 倉庫を探している間に、いろいろな人とのネットワークができたという。それを森田氏は「面白い」という表現をした。
森田浩二氏
「物流不動産の営業をしていくなかで、新しいネットワークが築けた」と
金生運輸の森田浩二業務部主任
 今までとは違ったネットワークを形成した森田氏。オーナーさんの倉庫会社さんとも「会社の名前しか知らなかったが、これからいい付き合いができそう」(森田氏)という。オーナーさんからは「また、話があったら紹介して」という声も貰い、信頼関係を築くことに成功した。
 今後は、ネットワークを増やしながらも、「今回お世話になり、話をできるようになった方々がいっぱいいる。そのネットワークを大事にしたい」(森田氏)と、新たな案件が来たときの体制も十分のようだ。